タグの付け方、運用法について
はじめに
ウェブメディアやサイト運営者であれば、一度は経験しているであろうタグやカテゴリの運用方針。
今回は、運営しているサイトでタグとカテゴリについて運用方針を一新したのでそれについて書いていきたいと思います。
タグの存在意義
まず、そもそも「タグ」とはなぜウェブメディアやサイトに存在するのでしょうか。
世界中で利用されているワードプレスでもタグやカテゴリ機能はほとんどのテーマで標準装備されています。
この「タグ」や「カテゴリ」が存在している理由は、大まかに言えば記事を種類別に分別するためです。
記事を種別に分けることによって、分別した記事を親和性の高い記事の下部に自動で表示させたり、タグやカテゴリをクリック・タップすることでサイト内の同種のコンテンツを閲覧することができます。
つまり、タグやカテゴリは回遊率を上げ、ページセッションを上げるために存在すると言って間違いないでしょう。
近年ではSNSでハッシュタグを付けて投稿することが多くなり、タグがユーザーにとっても身近なものとなっています。
運営サイトでのタグの運用方針
僕が運営しているサイトでは、つい先日までは人物名から画像といったかなり大きなくくりのものまで150ほどのタグが存在していました。
また、恥ずかしながらタグをつける際のルールも明確化されておらず、曖昧な運用方針になっていました。。。
今回は、サイトの運営を本格的に開始してからもうすぐ1年ということで、サイトの回遊をさらに向上させ、ページセッションを上げる目的でタグの見直しを行っています。
まず、タグの運用方針として位置づけたのはどんな記事を表示させたいかを意識してタグを選ぶこと。 そして、人物名などの固有名詞のタグは消去しました。
ヤフーニュースやモデルプレスなどでは人物名で関連記事を表示していますが、これは記事数がとてつもなく多いメディアだからこそできること。
まだそれほど記事を量産できないサイトではこの手法はうまく機能しません。
弊サイトではもちろん機能しないので、もう少し大きいくくりでタグを作成しました。
そしてもう一つ、タグを付ける数は2つに制限しました。
この目的は、記事下に表示する関連記事に、付いているタグの記事を1:1の割合で表示し、関連性の低い記事が表示される可能性を低くすること。
これで以前よりもかなり精度の高い関連記事の表示が可能になりました。
たかがタグ、されどタグ
サイト運営を始めた当初は甘くみていたタグのそんざいですが、アクセスが多くなっていくうちに、その影響も無視できなくなってきます。
たかかタグだと思って適当に運用し続けていると、まったく見当違いの関連記事が表示されるようになってしまい、回遊率が上がりにくくなってくるでしょう。
実際、運営しているサイトでタグ整理を行った結果、2日くらいの時間を要してしまいました。 しかもタグ整理は地道すぎて精神的にかなりキツい作業。考えることも多く、なかなか楽なものではありません。
もしサイトを今からはじめる、もしくは始めたばかりだという方は、すぐにでももう一度タグについてしっかりと考えてみて下さい。
もちろん、1ヶ月後に記事が溜まった状態でないと分からないこともたくさんあります。
理想的なのは、少なくとも半月に1度はタグを見直す時間を設けることではないでしょうか。
まとめ
タグの運用で最も大切なのは、なにかしらの軸を持っておくこと。
自分たちは何のためにタグを使うのか、どうしてこのタグを付けるのか、このようなことを常に意識することだけでもかなり変わるはずです。
小さなことこそ甘く見ずにきっちりとこなし、pvの取りこぼしがないメディアを目指しましょう。